Tjukurpa…ジュクルパとはアナングが天地創造の時代から受け継ぐ生活の基盤となっている掟のようなもの。捕らえた獲物の持ち運び方から儀式の執り行い方までもこれに則っている。
read more
Uluru…世界最大級の一枚岩として知られた世界複合遺産。先住民アナングの人々にとっては大切な学びの場所。数多くの神話が岩の麓に残されているからだ。
read more
Language…現在豪州には約200の言語が残されていると言われている。この辺りはピチャンジャジャラ語とヤンクンジャジャラ語のふたつが共用語。
read more
Anangu…中央豪州に住むアボリジニを現地ではアナングと呼ぶ。最低でも4万年前からこの地で水場を渡り歩き、100%狩猟採取の生活をしてきたといわれる。
read more
Dotpainting...
工事中
砂漠の中…1980年、横浜生まれ、横浜育ち。生まれ育った町には祭りも神輿もなく、町内の催し物といえば、ハローウィンだった。
read more
06.2012
第二ホームシック
この2年程、日本へ帰れなくて極度のホームシックに陥っていた私。
そしてようやく2月に帰国、素晴らしい喜びの日々を過ごさせて頂いております。成田空港へ着いた時は、涙が出るほど嬉しかった。雪も降ったし桜も咲いた。日本での季節の移り変わりを過ごすことができたのは実に6年ぶりのことでした(いつも里帰りしても滞在が短かった)。
だけど。。。
そろそろアナングのみんなが恋しくなって、何よりあの土地が恋しくてたまらなくなってきた。
自分の生まれ育った横浜以外に対してこんな気持ちになるのは初めてかもしれない。
ということでまたあの砂漠へと戻ることにします。
このブログの更新も再開していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。
そしてようやく2月に帰国、素晴らしい喜びの日々を過ごさせて頂いております。成田空港へ着いた時は、涙が出るほど嬉しかった。雪も降ったし桜も咲いた。日本での季節の移り変わりを過ごすことができたのは実に6年ぶりのことでした(いつも里帰りしても滞在が短かった)。
だけど。。。
そろそろアナングのみんなが恋しくなって、何よりあの土地が恋しくてたまらなくなってきた。
自分の生まれ育った横浜以外に対してこんな気持ちになるのは初めてかもしれない。
ということでまたあの砂漠へと戻ることにします。
このブログの更新も再開していきたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。
08.2012
ご無沙汰しております。
ひさしぶりの更新です。今、日本帰国中であります。
久々の大都会を満喫し、先日からは実家のある山奥でのんびり過ごしています。
さて、来たる3月18日(日)に、逗子のCinema Amigoという映画館カフェで「砂漠のアボリジニについて」と題した講演を行なう運びとなりました。入場無料で1ドリンクオーダー制となっていますので、お近くの方は是非、お気軽に起こしください。
Cinema Amigo HP
http://cinema-amigo.com/
久々の大都会を満喫し、先日からは実家のある山奥でのんびり過ごしています。
さて、来たる3月18日(日)に、逗子のCinema Amigoという映画館カフェで「砂漠のアボリジニについて」と題した講演を行なう運びとなりました。入場無料で1ドリンクオーダー制となっていますので、お近くの方は是非、お気軽に起こしください。
Cinema Amigo HP
http://cinema-amigo.com/
19.2012
映画みたいな瞬間
先日、仲良しのアナング女性通称ジャイ子(私の中では)のRが、刑務所へ入れられてしまった。無免許運転で捕まりすぎての末だった。
Rは酒を呑まない。スピードを嫌うので誰よりも安全運転だ。そして運転が好きである。
運転免許は長いこと持っていたが、車検のないムトゥカー(車)を運転しては何度も捕まり、罰金も払えずにいたので免許失効になった。
この僻地で車なしに生活はできないし、家族で車の免許を持っていたのが彼女だけだったのもあってそのまま無免で運転していたが、その後も何度か警察に捕まって結果、刑務所へ搬送された。
その日の夕方、そのことを知らせてくれに彼女の家族が数人うちへやって来た。
家族の一人は非常に怖がっていた。
「釈放された後に悪い警官にどこかに連れ去られちゃったらどうしよう・・・。」
今どきそんなこたないだろうよ、と思ったが、一昔前は多いにあったんだろう、と考えると笑えない。
他の家族もひどく落ち込んでいた。私もすぐに彼女の事が心配になった。なぜなら私たちは、彼女が以前から刑務所を異常に怖がっているのを知ってるからだ。
次の日、私とJくんはこのコミュニティ唯一の商店へ買い物に入ったのだけど、ちょうどそこにはRの旦那さんのジャイアンAと姉がいた。
二人ともどんよりしていて、特にあのいつも威勢のいいジャイアンAがそれはもう、気の抜けた状態だった。
この夫婦は常に行動を共にしている。仕事へ行く時も、買い物へ行く時も、どこへでも一緒に行く。離れ離れになることはそうそうない。こういった夫婦はアナングの社会では珍しくない。
彼らのその様を見ているだけで胸が痛くなってきた。
私たちは交わす言葉もみつからず、買い物を終えて商店の出口へ向かった。ジャイアンは私たちの事をドア付近で待っていて、合流し、それでも言葉なしに、私たち3人は無言で店を出た。。。と、何故か目の前にあった公衆電話に目が留まり、「この公衆電話、たまに鳴るよね。」と私が言いかけたその時、それが鳴った。
公衆電話が鳴ること自体不思議な感じがするが、ここではたまにある。
一瞬私たち3人の動きが止まった。それを見つめるジャイアンA。
なんというか、アボリジニ居住区の中の公衆電話は福引箱みたいで、当たり外れがある。300人ほどの村に唯一の公衆電話にかけてくるくらいだ。時々おいしい話に出くわすけれど、時々非常に面倒くさいことを押し付けられたりするので、電話が鳴りっぱなしで誰も取らないというのもみかける。
3コール目のおわりでAが無言で受話器を取った。
・・・なんと!奥さんのRからだった。
ジャイアンの喜びようったらもう!!
「今ちょうどお前の友達がここにいるよ!電話、代わるから、代わるから!」
受話器を渡されて話した。Rは2日で釈放になったよ、と嬉しそうではあったけど、家に帰る足がない、と不安そうでもあった。
外へ出るとAのいとこが新しい運転手となっていた。みんなで有り金を出し合う。いくらにもならない。Rを迎えに隣り街へ行くのだ。隣り街は460キロほど離れている。
私も少しカンパして、なんとか片道分のガス代は集まった。と、とたんにみんな車に乗り込んで、
「じゃぁ〜ね〜!」
・・・行っちゃった。
あれから3日。みんなはRと無事会えたが、まだ帰るガソリン代がなくて街にいる。Rは毎日電話してきてくれる。お金がないから帰れない、親戚の家に世話になってる、などと言いながら、やっぱり仲間といるときは楽しそうだ。
Rは酒を呑まない。スピードを嫌うので誰よりも安全運転だ。そして運転が好きである。
運転免許は長いこと持っていたが、車検のないムトゥカー(車)を運転しては何度も捕まり、罰金も払えずにいたので免許失効になった。
この僻地で車なしに生活はできないし、家族で車の免許を持っていたのが彼女だけだったのもあってそのまま無免で運転していたが、その後も何度か警察に捕まって結果、刑務所へ搬送された。
その日の夕方、そのことを知らせてくれに彼女の家族が数人うちへやって来た。
家族の一人は非常に怖がっていた。
「釈放された後に悪い警官にどこかに連れ去られちゃったらどうしよう・・・。」
今どきそんなこたないだろうよ、と思ったが、一昔前は多いにあったんだろう、と考えると笑えない。
他の家族もひどく落ち込んでいた。私もすぐに彼女の事が心配になった。なぜなら私たちは、彼女が以前から刑務所を異常に怖がっているのを知ってるからだ。
次の日、私とJくんはこのコミュニティ唯一の商店へ買い物に入ったのだけど、ちょうどそこにはRの旦那さんのジャイアンAと姉がいた。
二人ともどんよりしていて、特にあのいつも威勢のいいジャイアンAがそれはもう、気の抜けた状態だった。
この夫婦は常に行動を共にしている。仕事へ行く時も、買い物へ行く時も、どこへでも一緒に行く。離れ離れになることはそうそうない。こういった夫婦はアナングの社会では珍しくない。
彼らのその様を見ているだけで胸が痛くなってきた。
私たちは交わす言葉もみつからず、買い物を終えて商店の出口へ向かった。ジャイアンは私たちの事をドア付近で待っていて、合流し、それでも言葉なしに、私たち3人は無言で店を出た。。。と、何故か目の前にあった公衆電話に目が留まり、「この公衆電話、たまに鳴るよね。」と私が言いかけたその時、それが鳴った。
公衆電話が鳴ること自体不思議な感じがするが、ここではたまにある。
一瞬私たち3人の動きが止まった。それを見つめるジャイアンA。
なんというか、アボリジニ居住区の中の公衆電話は福引箱みたいで、当たり外れがある。300人ほどの村に唯一の公衆電話にかけてくるくらいだ。時々おいしい話に出くわすけれど、時々非常に面倒くさいことを押し付けられたりするので、電話が鳴りっぱなしで誰も取らないというのもみかける。
3コール目のおわりでAが無言で受話器を取った。
・・・なんと!奥さんのRからだった。
ジャイアンの喜びようったらもう!!
「今ちょうどお前の友達がここにいるよ!電話、代わるから、代わるから!」
受話器を渡されて話した。Rは2日で釈放になったよ、と嬉しそうではあったけど、家に帰る足がない、と不安そうでもあった。
外へ出るとAのいとこが新しい運転手となっていた。みんなで有り金を出し合う。いくらにもならない。Rを迎えに隣り街へ行くのだ。隣り街は460キロほど離れている。
私も少しカンパして、なんとか片道分のガス代は集まった。と、とたんにみんな車に乗り込んで、
「じゃぁ〜ね〜!」
・・・行っちゃった。
あれから3日。みんなはRと無事会えたが、まだ帰るガソリン代がなくて街にいる。Rは毎日電話してきてくれる。お金がないから帰れない、親戚の家に世話になってる、などと言いながら、やっぱり仲間といるときは楽しそうだ。
27.2011
ようやくクリスマス
クリスマスイブのお昼頃から、私も相方のJくんも忙しくしていた。
今年は事情があって会社のクリスマスパーティーがなかったため、うちで自腹を切ってアナングワーカーたちのためのクリスマスディナーをすることにし、その準備に追われていた。
が、アナングはいつも通りにうちに入り浸り、お茶をつくれだの、薪をとって来いだのと用事を頼んでくる。家の掃除なんか全然できない。忙しいからと言ってようやく帰すとまた別のアナングたちがやってくる。夜中までその繰り返しだった。
実は今、会社が大変モメていて、ここ1ヶ月以上も営業ができない状態にある。だからみんな暇なのだが、金がない。
2日掛かりで準備したクリスマスディナー。今年はお酒は出さす食事のみにしたので、料理とケーキに力を入れました。

クリスマス当日は呼んでいない酔っ払い軍団が昼間っから庭に居座り、緊張の中過ごしたのだけど、何事もなく無事食事を終えてみんなが帰ったのが夜10時。お年寄りが2人うちに泊まりたいというので布団を敷いて、片づけを終えたのが夜中の12時。
私もJくんもくたくたになって眠った。
今年はなんだかあっけなく過ぎてしまったクリスマスだったなー、と26日の昼頃起きて、ウルルさんとお昼ごはんを食べていたら・・・ウルルさんの甥っ子の嫁がやってきて、
「うちで家族だけの一日遅れのクリスマスをやるから迎えに来たよ。」
ヤッター!!そそくさと車に乗り込み行ってみると、自宅には買ったばかりの家庭用スパが!
甥嫁と私、ジャグジースパでまったり。
ウルル家族と子どもたちで平和なひと時を過ごしまし、ようやくクリスマスらしい時間を過ごせた私たちだったのでした。めでたし。
今年は事情があって会社のクリスマスパーティーがなかったため、うちで自腹を切ってアナングワーカーたちのためのクリスマスディナーをすることにし、その準備に追われていた。
が、アナングはいつも通りにうちに入り浸り、お茶をつくれだの、薪をとって来いだのと用事を頼んでくる。家の掃除なんか全然できない。忙しいからと言ってようやく帰すとまた別のアナングたちがやってくる。夜中までその繰り返しだった。
実は今、会社が大変モメていて、ここ1ヶ月以上も営業ができない状態にある。だからみんな暇なのだが、金がない。
2日掛かりで準備したクリスマスディナー。今年はお酒は出さす食事のみにしたので、料理とケーキに力を入れました。

クリスマス当日は呼んでいない酔っ払い軍団が昼間っから庭に居座り、緊張の中過ごしたのだけど、何事もなく無事食事を終えてみんなが帰ったのが夜10時。お年寄りが2人うちに泊まりたいというので布団を敷いて、片づけを終えたのが夜中の12時。
私もJくんもくたくたになって眠った。
今年はなんだかあっけなく過ぎてしまったクリスマスだったなー、と26日の昼頃起きて、ウルルさんとお昼ごはんを食べていたら・・・ウルルさんの甥っ子の嫁がやってきて、
「うちで家族だけの一日遅れのクリスマスをやるから迎えに来たよ。」
ヤッター!!そそくさと車に乗り込み行ってみると、自宅には買ったばかりの家庭用スパが!
甥嫁と私、ジャグジースパでまったり。
ウルル家族と子どもたちで平和なひと時を過ごしまし、ようやくクリスマスらしい時間を過ごせた私たちだったのでした。めでたし。
19.2011
屋根裏の主、遂に現る!!
ちょっと前に、うちの屋根裏に何かが棲んでいる、と書いたが、先日遂にその主が姿を見せた。
勝手口を開けた瞬間に、ガタガタと何か音がして裏庭に逃げていった。
すかさず犬が追いかけたものの、速すぎて見えなかったのと、走る音から推測するその大きさにちょっとビビッていつものように躍起になって追いかけなかった。
が、私は見つけた。木の上にサルのような速さで登っていく奴を。

ニンタカです。
この爪の鋭さがわかりますでしょうか。
こんなのに引掻かれたら肉が削ぎとられてしまう。

頭部の大きさは、男性の拳くらい。尻尾を入れた全長は私の背丈くらいだったから、160cm程。なんとなく予想はしていたけど、やっぱりニンタカだった。
登った木が鳥の家族がテリトリーとしている場所で、小さい鳥にぴーぴー文句を言われつつバツの悪そうに木にしがみついている奴を見て、妙に親近感が湧いた。
ニンタカはふつう、砂地には棲まない。私たちの家は砂丘に囲まれた砂地ど真ん中。だからニンタカではなく、でかいティンカではないか、と思っていたが、地元先住民アボリジニであるアナングによれば、よく砂地に狩りに出かけるのだそうだ。棲家は岩場に作る。屋根裏はニンタカにとってもってこいの場所だったのかもしれない。
一瞬、犬が心配だなとも考えたが、3年以上ここに棲んでいるのだから当然犬も子犬の時からお互いに知った存在だろう。ニンタカは毒蛇を食べてくれる。逆にいてくれたほうが安心かもしれない。
ということで引き続き同居をすることにした。
現在人間3人、犬3匹、幽霊1人(?)とニンタカ1匹と一緒に暮しております。
【PR】ブログへ記事を投稿して報酬ゲット!アフィリエイトのA8.net
勝手口を開けた瞬間に、ガタガタと何か音がして裏庭に逃げていった。
すかさず犬が追いかけたものの、速すぎて見えなかったのと、走る音から推測するその大きさにちょっとビビッていつものように躍起になって追いかけなかった。
が、私は見つけた。木の上にサルのような速さで登っていく奴を。

ニンタカです。
この爪の鋭さがわかりますでしょうか。
こんなのに引掻かれたら肉が削ぎとられてしまう。

頭部の大きさは、男性の拳くらい。尻尾を入れた全長は私の背丈くらいだったから、160cm程。なんとなく予想はしていたけど、やっぱりニンタカだった。
登った木が鳥の家族がテリトリーとしている場所で、小さい鳥にぴーぴー文句を言われつつバツの悪そうに木にしがみついている奴を見て、妙に親近感が湧いた。
ニンタカはふつう、砂地には棲まない。私たちの家は砂丘に囲まれた砂地ど真ん中。だからニンタカではなく、でかいティンカではないか、と思っていたが、地元先住民アボリジニであるアナングによれば、よく砂地に狩りに出かけるのだそうだ。棲家は岩場に作る。屋根裏はニンタカにとってもってこいの場所だったのかもしれない。
一瞬、犬が心配だなとも考えたが、3年以上ここに棲んでいるのだから当然犬も子犬の時からお互いに知った存在だろう。ニンタカは毒蛇を食べてくれる。逆にいてくれたほうが安心かもしれない。
ということで引き続き同居をすることにした。
現在人間3人、犬3匹、幽霊1人(?)とニンタカ1匹と一緒に暮しております。
にほんブログ村






